大手がやりたがらない、愚直で丁寧なやり方に期待が高まる。
まずは現在のご担当業務と、これまでのご経験について教えてください。
私は2020~2021年度にアイフル宣伝部でプロモーション業務を担当した後、2022~2024年度はライフカード宣伝部に在籍し、クレジットカード事業の認知施策に携わってきました。2025年度からは現部署で、ライフカードを含むグループ横断のマーケティング推進を担っています。
Webマーケティング課の発足背景とミッション、課長として担当されている業務について教えてください。
以前はグループ各社にマーケティング施策を担うセクションが存在していました。しかし、グループ全体を横断し、知見やノウハウを共有するための統合組織として2025年に発足したのが、グループマーケティング部です。部内は「プロモーション」「SEO施策」「Webマーケティング(新規顧客獲得)」の3つの課に分かれています。私が管轄するWebマーケティング課は、グループ主要3社を軸に、合計7社に渡る運用型広告やアフィリエイトによる「新規ユーザーの獲得件数最大化」というミッションを担っています。当グループではWebからの集客が大部分を占めているため、責任の重さを日々感じながら業務に取り組んでいます。
認知施策の効果測定において、課題を感じていらっしゃったと伺っています。
統合前の部署では、プロモーション領域の「認知施策の効果測定」が重要な役割でした。アイフルのブランドは、テレビCMやWeb広告などを大量に流していますが、「ライフカード」では累積投資が少なく、予算にも限りがあります。その中で若年層を取り込むという目標のために、「テレビCMで認知を強化する」という施策を考えていました。そこで広告代理店にお願いするのですが、「認知は投資なので、時間がかかります」という説明を受けることになります。しかし、経営層からは「どれだけ実績につながるのか?」という至極真っ当な疑問が呈されることになり、板挟みになるという現実があるのです。そうしたジレンマを抱えながらも「スムーズな分析は可能ではないか?」と考えていました。
bfj社に施策分析をご依頼されるに至った経緯や、最終的な決め手を教えてください。
最初は、bfj社とアライアンスを組んでいる別の会社にテレビCMの効果測定をお願いする予定だったのですが、社内で「デジタル配信一本にする」という方針に変更されました。そこで「デジタルの効果測定は、bfj社が適任です」と紹介をいただきました。豊富な実績や知見はもちろんのこと、打ち合わせ中の稲垣代表の熱量の高さやお人柄、輝いた目で楽しそうに分析について語る姿に「この会社にお願いしよう」と決断。また、大手企業がやりたがらない「仮説と検証を愚直に実行する」という点に着目し、手作業も厭わず丁寧に推進されている姿勢も、bfj社の強みだと感じました。
詳細な分析結果が、根拠に基づいた最適なアロケーションを組める体制に。

施策分析を導入したことで、印象に残っている成果や気づきを教えてください。
お任せしたのは、YouTubeやSNSの効果測定です。すると、媒体ごとの寄与度やCV、ブランドの検索率といった認知について興味深い分析が出てきました。例えば、「学生向けクレジットカード」は、夏休みや卒業旅行の前に旺盛な需要があり、それ以外の時期は凪のような状態になります。効果が可視化されたことで「いつ、どんな媒体に、どのような施策を打つのが有効か?」という、根拠に基づいた最適なアロケーションが組めるようになったのです。限られたリソースの中で、的確な打ち手を繰り出せるようになったことは、大きな成果ですね。
導入後、広告代理店とのコミュニケーションや意思決定にどのような変化がありましたか?
実は、広告代理店との折衝には大きな苦労がありました。bfj社にお願いした背景には、セカンドオピニオンのような役割も大いに期待していたのです。それまでは、効果測定に関する知見やノウハウがないため、どうしても広告代理店に主導権を握られがちでした。しかし、高度な専門性を持つbfj社が間に入ったことで、私と広告代理店との良好な関係値を維持しつつも、「当社のやりたいことの本質を突き詰める」という、実行役を担ってくれたのです。定例会などでは、bfj社と広告代理店が議論を戦わせているシーンを数多く目にしました。その結果として当社にナレッジが蓄積され、広告代理店と対等に渡り合えるようになったのです。伴走支援型で社内の専門性を押し上げ、その後に自走できる体制を整えてくれる点は、bfj社の真骨頂だと感じます。
「提携カードPRのためのインフルエンサー施策」や「アフィリエイト広告の分析」もご依頼されています。満足度についてお聞かせください。
これまでインフルエンサー施策の経験がなかったのですが、提携先と親和性のあるタレントさんを迅速かつ良心的な価格で起用していただき、大変満足しています。アフィリエイト広告については、既存の広告代理店との橋渡し役になってもらいました。そのおかげで広告代理店に対して、「こんなに深いところまで突っ込んでも良いのか」という気づきが得られ、より質の高い成果を追求できる体制になりました。
マーケティング担当者が覚悟を決めたときから、bfj社は最高のパートナーに。

bfj社に将来期待されている取り組みを教えてください。
まずは「アフィリエイトのダッシュボード構築」です。金融を扱い堅牢なセキュリティが求められる当グループにとって、社内の専用端末に外部システムを導入してダッシュボードを構築することには、高いハードルがあります。しかし、アフィリエイトによる新規顧客獲得をミッションとしている当部署からすると、最も実現したいことのひとつです。例えば、現在はASP単位やメディア単位での管理が限界ですが、ダッシュボードがあれば「どのサイトの、どの記事から」という細かい粒度での分析が可能になります。
さらに、「顧客生涯価値の高い優良なユーザーがどこから来ているか」が可視化されれば、より最適なアロケーションを実現できるようになるからです。アフィリエイト運用の透明性、予算配分のさらなる精緻化の追求については、今後bfj社の力をお借りしたいと思っている領域になります。
bfj社の施策分析サービスは、どのような企業におすすめでしょうか?
すべての業種に推奨したいですが、「bfj社の分析を受け入れ、それをやり抜く推進力がマーケティング担当者にあるか?」という点に尽きると思います。bfj社の的確な施策分析や、デジタルマーケティング全般に及ぶ豊富な知見は極めて魅力的です。ただ、ベンチャー企業であるがゆえに、ネームバリューでは有名企業に及ばないという実情があります。そのため、意思決定者が既存の代理店との関係を重視する経営層の場合、受け入れられにくいのかもしれません。bfj社のサービスを活用できるかどうかは、そうした上層部を説得する熱意にかかっていると思います。マーケティング担当者の覚悟次第で、bfj社は最高のパートナーとして活躍してくれます。
